スタイル・ノート
自分が自分自身の敵になってしまったら、 かわいそう。 槇村さとる氏は 本書の中でそう語っている。 「自分を許す」 は最も難しく、 最も時間がかかった仕事だった さて、 このエッセイは 槇村氏が気持ちよく過ごすための ルールを書き綴ったもの。 「おしゃれルール」や 「買い物ルール」。 衝動買いで後悔しないよう、 クールダウンしてから買う、とか “無難”という考えを捨てて “すっごく似合う”をめざす、とか 一生モノを買う、とかね。 それから、 「からだルール」として、 自身のダイエットや ヨガやジム、エステの利用法などが 描かれています。 身体がキレイだと シンプルな洋服でいいのよね。 読み進めていくと、 バーキンやクロエの名が登場し、 売れっ子のマンガ家だから 余裕のある暮らしなんだろうなあ。 なーんて、 羨ましく思っちゃうのですが、 でもね、 どんなに頑張っても ココロは乾いたまま。 と彼女は語っているのです。 お金じゃ手に入らないモノがあるのよね。 それが何であるのか見極めて、 自分のモノにするのって、 ムツカシイことなのね。 槇村氏が、“それ”に気づいたのは 30代だという。 さるきちね、 この本の最後の章、 「生き方ルール」 に、すごく感銘を受けたのでした。 20代は無我夢中でやりながら 「好き」ファイルをためる時 30代は目標を絞り込んで 自分のやり方を確立 40代はムダを整理して さらにスルドク思い定めた世界で活動する 50代は満開の花 成熟期 60代は峠の茶屋のおばあちゃん 70代はALL解禁! もーやりたいコトだけやっていい 突き抜ける バリッ 80代は自然と溶け合う ラフなイラストと自筆の文字が またなんともいえない味を出しているのね。 さるきちは今29歳だから、 「好き」をいっぱいやればいいのだ。 これぞ! を見つけようと 鼻息荒くせずとも、いいのよね。 槇村氏のエッセイは さるきちを元気にしてくれる。 何度失敗したって、 いいじゃない。 何度堕ちたって、 いいじゃない。 ちょっぴり充電期間をおいたら、 表紙のイラストのように、 前を向いて歩いていけば、 いいのだ。
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